鉱山の町で高山病になる

１１日。日本ではポッキー＆プリッツの日で盛り上がっていたんでしょうか・・・
毎年１１月１１日にはポッキーを食べていた私としては、今年ポッキーを食べれなかったことを悔やんでいます。

１１日！スクレからポトシという町にやってきました〜

標高４０７０ｍの町、恐れていた高山病が発病しました・・・
先週はハードな移動が続いたり、バス停で２泊したり、しっかりした食事を摂っていなかったりと、
疲れていたせいもあったのかな。
頭痛はするし、胃は痛いし、寒気はするし、全身倦怠感です。

とりあえず、ご飯しっかり食べて、薬飲んで寝ました！！！

そして１２日朝、体調はすこぶる良好♪

早速、鉱山の町ならではの観光、セロ・リコ鉱山の見学ツアーに行ってきました〜
町の奥に見えるのが鉱山！

ここの鉱山は、かつてスペインの植民地時代に銀の採掘が盛んに行われていたのですが、
現在は、何種類かの鉱物が採掘されていて、ボリビアの経済を支えているとっても重要な場所なんです。

そして、現在でも過酷な鉱山労働に従事している人々がたくさんいます。
その数、約５００人だそうです。

ガイドさんの勧めで鉱山内を見学させてもらう変わりに、働いている人たちにあげる物を購入していきます。
それは、２ℓのジュースと・・・・・・・

なんとコカインの葉！！！

ボリビアでは、コカインの葉が至る所にあって、手軽に手に取れてしまう！
そう！ボリビアではコカインの葉は合法なのです！！！

さあ、コカの葉も準備万端で、早速鉱山へ向かいます！

鉱山てこんな感じの山なんだね〜

鉱物は表面にあるのではなく、中にたくさんあるみたい！

早速コカの葉を食べる人々発見！

ガイドのソルさんは、私ともう一人の分の２ℓのジュース、計４ℓをもってくれました！

「赤ちゃんができたの〜」
っておどけてくれたけど、これから続く、悪い道を３時間かけて歩いて大変だっただろうな・・・
こんな重い荷物を持ってくれて感謝です♪

そしてここの標高は４３０３ｍ！こんなところで働いているんだからすごいよね！！！

さあ！中に入ります！
私の準備も万端！お腰に付けたコカの葉をしっかり携えて！！！

中は腰をかがめないと歩けないし、空気も悪いし、歩くだけで大変。

途中、仕事をする方々に遭遇。
写真を一枚撮らせてもらいました。

なんだか凛々しいですね。

さらに奥に進むと、石をシャベルで拾って、ひたすら上に引き上げるという仕事。

この方々もとっても過酷な労働条件で・・・

２４時間ずっと働き詰めでそれが週に５日続くと言う。
そして彼らの一週間の給料は５００〜６００ボリ。だいたい６３〜７５ＵＳドル。

昔は今よりもっと労働者達の待遇は過酷なものだったそうです。
今現在は人権が尊重されるようになって来たようですが、でもやはり、ここで働く人々の待遇は決して良いとは言えません。

真っ暗で、腰をかがめないと歩けないところで、空気もよどんでいる、そんな場所で２４時間ずっと肉体労働をしています。
彼らは、食事は一切摂らず、コカの葉をひたすら食べて、アルコールの強いお酒を飲んで、疲れや食欲を抑えて仕事をしているのです。

さらに別の場所では、ここで２５年間働いているという４０代くらいの方に出会いました。
その方も食事をせず、ひたすらコカの葉を噛んでいました・・・・・

この鉱山には、無事に仕事ができるようにと建てられた神様がいます。

ここで働く人々は、この神様にコカの葉をあげたり、タバコをくわえさせたり、お酒をかけたりするみたいです。
ソルさんに勧められて、そのお酒を少し飲ませてもらいました！

てかこれお酒じゃない！ただのアルコールだ！！！

だってアルコール度数９６％って書いてあるよーーーーー笑

感想：のどが焼ける

採掘した鉱物をレールに乗せて、外まで運ぶ仕事。

これもとっても大変だろうな。

ここで働く人々は粉塵で体を悪くし、早くに亡くなってしまう人が多いという・・・・

世界には色んな仕事があるけど、今日の鉱山見学は衝撃を受けたな。。。
でも、ここで働いている人がいるから、ボリビアの経済は支えられているんだもんね。
これを辞めるわけにはいかないんだよね。

３時間のツアーも終了して、外の天気は朝の晴天はどこへやら、雷に雹です〜〜〜

さすが高山都市です！

体も冷えていたし、胃の調子を整えるためにも、体に良さそうなチャイロという煮込みスープを食べました。

さあ、明日はついにウユニ塩湖へ向かいます！！！
すごく楽しみにしていた所なのでウキウキです！！！！
体調整えて、高山病にバイバイしなくちゃね〜

次回はウユニの眩しく輝く世界をお楽しみに〜
ＨＡＶＥ　Ａ　ＮＩＣＥ　ＴＲＩＰ！！！