偉大なるババジー

体調もすっかり良くなり、元気にやっております。




*前回に引き続きヒンドゥー教色の濃い内容となっておりますので、
 ヒンドゥー教に不快感を抱いている方は、退席して頂くことをお勧めします。






6月10日


体調不良の中、何か食べなければと思い、ガンガーのほとりをボーっと歩きながら
食べれるのもを探していると、



「へローへロー!!!
コンニチワ!!!トゥーミニッツ カムカム!!!」



と私のことを呼ぶヒゲの伸びた老人がいました。


私は、

「あー、またインチキインド人だろうな・・・」


と思いながらも、なんとなく姿格好が興味深かったので
その老人のところへ寄っていきました。


不信感を抱きつつも、その老人と色々話をしていると、
その老人のスチューデントなるたくさんの人々が、その老人を崇拝しにくるではないか。


「なんだこの人は!?もしかしてすごい人なのか?!?!」


というのが、私とババジーの出会いです。



その日から、毎日ババジーのところに会いに行って、
ヒンドゥー教の神様について教えてもらったり、
ヒンドゥー語の勉強をしたりしています。


ババジー、本名はBABA VIJAYA NAN(ババ・ビジャヤ・ナン)といいます。




ババジーはシヴァでもあり、ヒンドゥー教の神様、シヴァ神にもっとも近い存在です。
シヴァは、ヒンドゥー教徒なら誰でもなれるのですが、シヴァは結婚はしません。
そして、シヴァにとって生活に必要な衣食住は神様から与えられるものであり、
自分でお金を稼くことはしません。
シヴァの中には、物乞いみたいに通りすがりの人にお金をもらって生活している人もいますが、
ババジーはたぶん、生徒に色々教えて、その生徒たちが、
ババジーの身の回りの世話をしているのではないかと私は思っています。





ババジーは、ガンガーのほとりでアシュラン(学校みたいなもの)を開いていて、
このバラナシではもちろん、インド中からたくさんのシス(生徒)が集まってきて、
ババジーから教えを請うています。生徒の数は千人を超えるみたいで、
世界各地にもシスがいるみたいです。日本にも、7人のシスがいると言っていました。



ババジーはインドの新聞にもたくさん載っていました!
なぜ載るかって言うのは、よく分かりませんでしたが・・・・汗
でもとりあえず、ババジーは偉大なんだと思います!!!!


一緒に町を歩いていると、


たくさんのババジーのシスや通りすがりの人が


「ヘイ!ババジー!!!」


と言って声を掛けてきます!



そんな偉大なババジーのところへ、毎日午前と午後に会いに行っています♪



バラナシの神様の所に連れて行ってもらったり、
ただの旅行者の私に、毎日熱心に色々教えてくれます。




沐浴だって体験しちゃいました!!!!
ガンガーはあまりきれいな水ではないといううわさもありますが・・・
いまのところ、私の体調は良好です!




ババジーの沐浴シーン。



朝夕の沐浴の後は、毎回しっかりメイクをします。


私が隣で見ていると、私にもメイクをしてくれます。



ボートをこぐシーン。




ババジーと一緒に昼食も食べさせてもらいます。
もちろん私も右手を使って食事します!!!




今ババジーのアシュランにはシスになりたての13歳の男の子とその家族が一緒に住んでいます。


バラナシから遠く離れたところに住んでいるのですが、二週間は家族と一緒にここにいて、
その後はお父さん、お母さんは家に帰ってしまいます。
男の子は両親から離れてここで5年間、勉強するみたいです。



先日、そのお母さんに、インドの女性が着るサリーを着させてもらいました!!!




足はこんなメイクをします




インドの女性はこのサリーをとっても上手に着こなして、とっても美しいです。




ババジーは67歳なんだけど、とってもパワーがあって、とっても優しいです。
いろんな人の言い分もしっかり聞き入れてくれます。



ババジーと一緒にいると


「ドゥーユーライク チャイ?」
と聞いてきます。

こうして、一日5杯くらいチャイを飲んでいます。



町の至る所にチャイ屋さんがあって、インド人は毎日チャイを飲んでいます。
チャイはとっても甘いミルクティー
疲れた体をほっと一息させてくれます。
日本だと、緑茶みたいなものかな。










こうして毎日本当にたくさんのことを教えてもらっています!!!


本当に貴重な体験!!!!


残り少ない日を大切にババジーとそのシス達と一緒に過ごしたいと思います!!!



では、皆さん明日も良い一日を・・・
Have a nice day!!!